【歩行に不安】最適なお出かけルートをシミュレーションできる「キョリ測」

こんにちは、ずずこです。

歩行に不安のある人は、「いかにして移動距離を少なくするか」ということが、外出する時のポイントのひとつになるんじゃないでしょうか。
移動だけで疲れてしまったらそもそもの外出の目的に影響が出ちゃうし、家に帰ったあと疲弊しきっていてもう何もできない・・・なんてことは、できる限り避けたいですもんね。

電動車いすを利用している人は、バッテリーがもつのかどうかなんてことも気になることかもしれません。

そんなときちょっと使えるんじゃないかと思うのが、Webサービス「キョリ測」です。
 

「キョリ測」はPCやスマホから、指定した地点の間の距離が測れるサービス

「キョリ測」は日本最大級の地図検索サイト「マピオン」が提供するWebサービス。
地図上で指定した2点間の距離を、クリックやドラッグだけでカンタンに計測することができます。
パソコンでも、スマホでも利用できます。

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自分なりにぴったりなルートをシミュレーションしよう

この「キョリ測」を使うと出発地から到着地までの2点の距離を測れるわけですが、そのルートは1種類だけでなく、寄り道する場所を追加したり、まったく違う行き方を選んでみるなど、「自由にいろんなルートを設定してそのキョリを知る」ことができます。

操作はとても直感的。
まずは出発点を地図上でクリック、次に到着地をクリック。
2点を直線で結んだ赤い線が描かれるので、この赤い線を道路に沿わせていきます。

 

ためしに、PC版の「キョリ測」を使って、銀座の散歩ルートを考えてみましょう。
休日、銀座四丁目の「三愛」前に友達と集合して、日比谷公園の大噴水まで行くとします。

まずは最短ルートを見てみます。
まず銀座四丁目でクリック、日比谷公園の大噴水でクリック。
最短で進めそうな道を眺めると晴海通りをまっすぐ進んで日比谷通りを左に折れるのが良さそうなので、赤い線の途中をつまんで晴海通りと日比谷通りの角に引っ張ります。
日比谷公園の入口で通りをわたって、ハイ!距離は935メートルと出ました。

1キロ弱というのは散歩としてちょうど良さそうにも思うけれど、せっかく銀座に行くんだし、話題のGINZA SIXの前だけでも通ってみようかとルート変更。
GINZA SIXまでは歩行者天国の中央通りを進み、そこから右に折れて古き良き時代の名残りのある裏通りを通って、東急プラザ銀座をかすり、帝国ホテルの前を通って日比谷公園へ。
画面上では、出発点と到着点はそのままに、途中の線をあっちやこっちに引っ張るだけで、ルート変更してくれます。


さて、新ルートの距離は1.2キロメートルとなりました。
距離的にはさっきより350メートルほど長くなるけど、さあどうしようかな。

 

…とまあ、こんな感じです。
(操作は、読んでいるより、実際にやってみたほうがきっとカンタンです)。

 

キョリ測が示してくれる距離を見て、自分の体力だとその距離ならどれくらいの時間でいけそうかとか、途中で休憩できる場所に寄り道するとどうなるかなど、あれこれシミュレーションして、最適なルートを探してみましょう。

移動には歩道の状態や段差のあるなしなども影響してきますから、Googleマップのストリートビューなどを組み合わせて使うのもいいかもですね。

 

どんな道具も情報も万能ではなく、現地の状況は思いがけず変わっているかもしれません。
でも、何も手がかりがなくて不安でいるよりは、調べられる限り調べてしっかりシミュレーションしたほうがいいというのがワタシ流。
実際に現地に行って状況が違ってたら勇気を持って撤退するという選択肢も用意しつつ、街歩きを楽しんでます!

 

※外部リンク先の情報は、記事作成当時(2018/04/29)のものです。
削除・変更等に気付かれましたら、コメント等にてご一報いただけましたら幸いです。

 

この記事を書いた人

代橋亭 ずずこ
代橋亭 ずずこ
本名・小梨由美。脳性麻痺による上肢・下肢の機能障害あり。身体障害者手帳保有。生来歩行障害はあったが原因がわからず「足の悪い健常者」との自覚で育つ。2016年、思いがけなく脳性麻痺の診断を拝受。「なにそれ?」の疑問ととまどいの答えを探してネットサーフィンするなかで、たくさんの障害のある友人たちに出会う。それぞれの人が泣いたり笑ったり、のたうち回ったりしながらも、自分なりの知恵と工夫で暮らす姿に共感を深め、「みんなの世の中研究所」発足を決意する。趣味は朗読。最近はまっているのは「しいたけ占い」。東京・世田谷生まれ。(有)ジャコ代表取締役。マーケティング・プランナー。消費生活アドバイザー。