昭和サラリーマン親父の酔どれ日記
昭和生まれで親父で障害者のヒロが、35年余りのサラリーマン生活を振り返るライフログ的ブログ。障害を持ちながら一般就労の社会人として長年勤め上げてきた背中が語る「あの日、あの時」。<br />一献傾けながら、しみじみ噛みしめてまいりましょう。

トラブルだって楽しもう(ヒロのギター作り)

トラブルだって楽しもう(ヒロのギター作り)

夏からのギター作り
いろいろなアクシデントに見舞われ
ながらも一応完成。
当初は既存の部品を
組み合わせるだけだから

「簡単じゃん」

と思っていた。

 
実際はそう簡単なものでは無かった。

今回は
ボディー、ネック、ブリッジ、ピックアップ等
全てバラバラで

手持分と購入分を使い
作成する計画だった。

 
が、第1歩でつまずいた。

ネックとボディーのネジ穴が合わない。
それも数ミリ。

色々調べた結果
ボディーのネックとの接合穴は
少しくらい大きくても問題ないとわかり
ドリルでグイ~んと潔く
大きな穴を開けた。

そしてボディーの塗装として
木目を出したかったので
透明なワトコオイルを塗りたくる。

1週間くらいかけて
塗っては乾燥、塗っては乾燥で
4回くらい繰り返した。

その時点で下地処理をするのを
すっかり忘れていたことに気づく。

道理で木材の筋が
凸凹するはずだ。

まっ、良いかと最初の諦め。

そして目の細かいサンドペーパーで研磨
(艶々でいいぞ~)

これでボディーへの塗装を終了。

 
次にボディーへの部品取付開始。

最初は4本のネジで
弦の張力を受け止めるギターの要とも言える
ブリッジの取付。

取り付けの角度や位置を確認して
ドライバーで下穴を開ける。
のだが
ドリルを持つ手が付随運動で動く。

なんとか4つの下穴をあけて
ブリッジを充てがう。
よっしゃ角度も位置もずれはない
ので
ドライバーでネジを回す。

途中まで順調だったが
最後に嫌に固い。

木が硬いんだろうなと
力一杯回すと急に空回り。

しまったネジ頭を潰したか
と思ったらネジ頭から下が無い。

どこへ行ったかと周りを探すが無い。

 
次の瞬間衝撃的光景を見た。

なんとボディーにネジの頭以外が
埋まってる。

一瞬頭が真っ白に。

頭を潰したネジを取るペンチは持ってるが
頭が無くなったネジをどうやって取る?
ボディーを傷つけずに。

周りから責めるしかない、と苦渋の決断で
周りに小さな穴を開けるが
上手く取れなくて
穴が大きくなっていく。

やっとのことでネジを抜いた時には
径15ミリ深さ2センチほどの穴が。

もうダメかと思うが後には引けない。
15ミリの丸棒を買ってきて埋める。

うまく埋まったので
1日置いてネジを留る。
埋木が柔らかいのでスッと留れた。

さあ後3本と張り切って下穴に向けて
ネジ留にかかるが
な、なんと3本中
2本が同じようにネジ頭だけ折れた。

悪夢を見ているかのように
後2本も同じように復旧。
4分の3の確率で失敗しているのである。

結局、ギターの一番力のかかる部分の
半分以上が柔らかい木で支えることになる。

不安は募るがやるしかない。

その後いろんな面で不具合が出たが
何とか形があるものが出来上がった。
(一番活躍したのは、彫刻刀だった)

あとは音程が合うかどうか。
神のみぞ知る。

 
反省として自分が真っ直ぐのつもりでも
傾いているのであろうと言う結論に至った。

次は真っ直ぐした穴を開けれるよう工夫?
あれっ、ギター作りは今回で終了と約束したよな。

失敗は1回には
含まれない事にしよう^^

 
最後までお付き合いありがとうございます。

この記事を書いた人

ヒロ
ヒロ
1960年の高度成長期真っただ中に生まれ、障害が有るから人の2倍3倍頑張りなさいと育てられ現在に至る。
アテトーゼ型脳性麻痺2級保持者。
趣味はギターにパソコン(何台作製し分解したかわからない)、とアマチュア無線。
アマチュア無線はインターネット、携帯電話が普及した中で、どれだけ小さな出力でどれだけ遠くに電波を飛ばせるかに情熱を燃やすちょっと変わった人。
真夏に極寒の南極昭和基地と交信できたのは印象的だった。