みんらぼの「みんな」は、
障害のある人も、ない人も、世の中の人みんなのこと
障害のことというと、特定の人だけが考えればいいことと思っている人が多いかもしれません。
でも、障害に関係のない人なんていないはず。
みんなの世の中研究所(みんらぼ)は、いろんな人たちひとりひとりを大切に、
みんなでその暮らしやすさを考えるサイトです。
ひとりひとり × みんな = 無限大。
誰かの暮らしやすさについてみんなで考えることは、きっと、これまでにない広がりを持った、
誰にとっても暮らしやすい世の中をもたらすに違いありません。
みんらぼにようこそ!
1 障害のある人の暮らしの工夫を紹介します!
障害のある人の暮らしには、障害のある人にもない人にも、きっと目ウロコな工夫がいっぱい!
みんらぼでは、そんな、埋もれがちだけどキラリと光るノウハウをご紹介。
障害のある人に役立ちそうなモノ・サービス・情報もピックアップします。
2 ひとりの考えややり方にフォーカスします!
世の中にはいろんな人がいて、障害のあるなしも、考え方もライフスタイルもそれぞれです。
みんらぼでは、ひとりひとりの違う考えややり方に大注目。
違うからこそおもしろい、山盛りの「へぇ」「なるほど」をお届けします。
3 障害をめぐるみんなの声を世の中に発信します!
障害について、みんなが一緒に考える機会はまだまだ多くないのではないでしょうか。
みんらぼでは、障害をテーマにみんなで意見交換。
その声を世の中に広く発信し、「みんなが暮らしやすい世の中」づくりを目指します。
みんらぼは「障害」をこう考えます
障害とは、心身の特性・状況によって思うようにならないことや、
ひとりひとりの違いに配慮のない世の中であることによって生じる不自由、暮らしづらさ。
みんらぼでは、障害を「少しでも軽く、できればなくしたい不自由さ、暮らしづらさ」ととらえます。 |
障害の原因となることには、大きく2つあります。 |
1つは、思うようにならない心身の特性・状況です。例えば ・生まれながらの心身の特徴によって動きづらい ・病気、ケガなどで心身が思う通りに働かない ・高齢になってできていたことができなくなった ・妊娠など、一時的に動きなどに制限がある などなど、いろんな場合が考えられます。 いま大丈夫でも、誰でも、いつかそうなるかも知れないこともたくさんあります。 |
「高齢」や「妊娠」を病気などと一緒に考えることには違和感があるかもしれません。 もちろん「高齢」や「妊娠」そのものは障害ではないですが、 そのことで不自由や暮らしづらさがあれば、それは障害ととらえていいのではないかと思います。 |
同じからだの状況でも「不自由」と感じるか、「障害」と思うかどうかは、人それぞれということです。 |
不自由さ、暮らしづらさの原因は、その人の心身の状況によるものだけではありません。 もう1つは、ひとりひとりの違いに配慮のない世の中です。 例えば ・建物の入口に大きな段差がある ・見えない人にも伝わるサイン・案内がない ・人によって受けることのできないサービスがある ・偏見、差別がある などなど。いわゆるバリア(社会的障壁)のことです。 バリアは、思い込みなど、人の気持ちのなかにもあります。 |
この考え方は国連の「障害者権利条約」にも採用されている、世界的な考え方です。 (下記をご参照ください ⇒ 障害者権利条約) |
からだが動かしづらくても、バリアがなければ不自由や暮らしづらさを感じないかもしれません。 病気やからだの状況を変えることはできない(あるいは変える必要がない)けれど、 世の中のバリアはみんなでなくすことができます。 誰の身にも起こりうること。 そして、誰もがそれを軽くしたりなくしたりすることに関われること。 だから、障害は世の中の人みんなにとってのテーマです。 |
みんらぼでは「障害」「障害者」の文字を使います
- 障害のある人への配慮を示す意味で、「障害」の文字を避け、「障がい」「障碍」などと表記するのを見かけることが増えています。
その配慮をみんらぼは否定しません。 - みんらぼは、障害を「少しでも軽く、できればなくしたい不自由さ、暮らしづらさ」と捉える考え方から、あえて「障害」の文字を使います。
- 「障がい者」と表記すると、視覚障害者が利用する画面読み上げソフトでは「さわるがいしゃ」と読み上げられてしまうことがあることも考慮しています。
- 障害者は、障害のある人であって、障害そのものではありません。障害があるということを除けば、障害者も健常者と同じ「ただの人」です。
- 障害の文字をめぐる配慮が不要な、誰にとっても暮らしやすい世の中になることを願って。
みんらぼにはこんなコンテンツがあります
障害のある人の暮らしのチエワザや、知っておくといつか役に立つ、障害のある人向けのモノやサービスをみんらぼクリエーターがご紹介。
誰かのチエワザは、障害のあるなし問わず、きっと誰かの役に立つはず!
みんらぼナビゲーター(みんナビ)が投げかける障害にまつわるテーマ(お題)をもとに、障害のある人、ない人、みんなで、わいわいおしゃべりします。
小さな声も束になれば、世の中への大きなメッセージになるはず!
自分に障害があるなしにかかわらず、家族として、友人・仲間として、仕事を通じて、
いろんな角度から「障害と向き合う」人たちにみんらぼクリエーターがインタビュー。
みんなで一緒に世の中をつくる実践者たちの声です。
みんらぼクリエーターたちが、個性全開で、障害をネタにチャンネルを作ります。
「こんなチャンネル、ほかで見たことない!」とのお言葉をいただけたら、それこそ最大のほめことば!
みんらぼでのおやくそく
みんらぼにはひとりひとりを大切にするという考えから、いくつかのルールがあります。
1. 情報がその人に合うかどうか個人差が大きいことから、医学・医療分野の情報は扱いません。
2. それぞれの話題・情報をご自分の生活にとり入れるかどうかは、ご自分でご判断ください。
3. お互いを尊重した意見交換をお願いします。
合わせて「このサイトのご利用にあたって」も参照ください。
運営組織について
本サイト「みんなの世の中研究所(みんらぼ)」はOPEN UNIVERSAL PROJECT(オープン・ユニバーサル・プロジェクト)が運営しています。
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メールアドレス:info@o-up.net
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参考 障害者権利条約における障害のとらえ方
*障害者権利条約における障害のとらえ方
(外務省「障害者権利条約」パンフレットより、原文ママ)
従来の障害のとらえ方は、障害は病気や外傷等から生じる個人の問題であり、医療を必要とするものであるという、
いわゆる「医学モデル」の考え方を反映したものでした。
一方、障害者権利条約では、障害は主に社会によって作られた障害者の社会への統合の問題であるという、
いわゆる「社会モデル」の考え方が随所に反映されています。
これは、例えば、足に障害をもつ人が建物を利用しづらい場合、足に障害があることが原因ではなく、段差がある、エレベーターがない、
といった建物の状況に原因(社会的障壁)があるという考え方です。
国連の議論においては、主に1980年代の様々な取組を通じて障害に対する知識と理解が深まり、
障害者の医療や支援に対するニーズ(リハビリテーション等)と障害者が直面する社会的障壁の双方に取り組む必要性が認識されるようになり、
この条約もそうした認識に基づき作成されました。