魔女に誘われてダンス体験へ行くと衝撃的な展開に
どうも、「もっさん」です!
実は今年の5月にみんらぼ仲間の楽歩さんに誘われて、ダンスを体験してきました。
そのときに受けたカルチャーショックが衝撃的であったので、ご紹介します。
◆◆◆
『魔女は空想上の存在だ』
僕はみんらぼの仲間に出会うまでそう信じて疑うことをしなかった。しかし、みんらぼにはたくさんの魔女がいることに気がついた。そのひとりが楽歩さんだ。
ある日、その魔女からメッセージが届いた。
「もっさん、ダンスやってみませんこと??」
あまりに唐突過ぎて、目を疑った。視力は決していい方ではないが、文字を読むことはできるはずだ。僕は楽歩さんの近所に住んでいるわけではない。楽歩さんの近所に住んでいる人へのメッセージを間違って送ったのだろうか。そう思って再度メッセージを確認したが、同様の内容に違いはなく、僕宛であった。
以前のインタビュー記事を読んで、楽歩さんのやっているダンスに興味があった。また、魔女からの誘いを断ったら、どんな魔法をかけられてしまうかわからない。という強迫観念もあり、ダンスを体験することになった。
すると楽歩さんから
「ダンス教室の前に15cmくらいの段差があるから注意してね☆」
とメッセージが届いた。
『1cm程度の段差でさえ乗り越えることができない車いすに15cmの段差をどうしろと』
と思うと、メッセージには続きがあり、
「ダンス教室に着いたらスタッフの方が手伝ってくれるから連絡してね」
ということであった。
ここまでのやり取りだけでも読者はお腹いっぱいであると思うが本題はここからである。
当日、ダンス教室の入口で言われたとおりに電話をすると
「お手伝いに上がりますね」
と言われた。僕の電動車いすは30kg程度ある。
『男性スタッフが2名くらい上がってくるんだろうな』
という想像はあっけなく砕かれ、1名の女性スタッフが出てきて、
「立てますか?立ってる間に車いすを段差の上に上げますね」
と言う。一瞬、耳を疑ったが立つことにした。すると30kgの車いすをお見事に上げてしまったのである。うそやん。
教室内に入ると楽歩さんが居た。
入口は若干狭く、車いすでは入れない。すると楽歩さんが
「もっさん降りて!車いす畳んで入れるから」
と言って僕を強制的に車椅子から下ろさせた。
もう、こうなったら魔女に身体を預け、煮るなり焼くなりお好きに調理してもらおうと開き直った。
そうこうしているうちにレッスン開始である。
先生から
「立てますか?」
くらいの質問を受けて、その後、いきなり体幹のストレッチ開始である。ストレッチ後にいくつかの振りを教えてもらうと、先生から
「じゃぁ、立ってみてください!そして、その靴(補装具)も脱いで!」
とサラリと言われる。いやいや、サラリと言われても補装具脱いで立つなんて、危険極まりないことまだできない(笑)と思い、丁重に断る。
レッスン中も
「アナタ、体幹弱いわね!楽歩ちゃんと一緒」
と言われ『脳性麻痺ですから』と言いたくなったり
「アナタのこのお腹(お腹のお肉)、ダンスで体幹鍛えれば取れる!」
と言われ『僕が女性であればセクハラですよ』と言いたくなったり、いい意味で全く障害を感じないものであった。
その後、車いすに座りながら曲にあわせて踊る。後ろでは楽歩さんも一緒に踊っている。これもまた楽しかった。
レッスン後、先生から
「次回は杖を使うので、持ってきてくださいね~」
と言われる。
おそらく次回は立って踊ることになるのだろう。
レッスン後に楽歩さんとお茶をしたが、僕が帰ろうとしたら
「ワタシはこれから2時間のレッスン!」
と言って、再度ダンス教室に彼女は消えていった。
楽歩さんという魔女、そして、その魔女の通うダンス教室にいる方々はとてもいい意味で「障害者」という概念がない方々だと思ったダンス体験であった。
◆◆◆
いかがでしたか。僕はこの体験を通じて、とても刺激を受けました。今後の僕のダンスがどのように進化していくのかも楽しみです。
この記事を書いた人
- もっさんです。アラサー男子のひとり暮らし障害当事者です。
手と足に障害があります。歩行障害の関係で、普段は補装具(短下肢補装具)、杖、電動車椅子を併用&使い分けして生活しています。
仕事の日は補装具と電動車椅子、休みの日は体調が良ければ補装具と杖という感じで、自分の体調と体力に合わせて、使い分けています。
ひとり暮らしするうえで、色々と情報を得てきたので、そこら辺の知識は多いです。
得意テーマは、引越しなどの住関係、鉄道などの移動関係、行政の手続き関係です。
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