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アラサー男子、己の人生がランダム関数であると悟るまで

どうも、「もっさん」です!
「障害男子のひとり暮らしはランダム関数」にお越しいただきありがとうございます!

このブログでは、脳性麻痺という障害を持っているアラサーのワタクシもっさんが、暮らしの中で経験した体験談や想いを好き勝手に書いていきます。そんなわけで、まず最初は簡単な自己紹介を。本気で書き出すと、ブログ記事の文字数制限をはるかに超えて単行本一冊出版できる文量になるので、それはいずれ書店でのお楽しみということで (笑)

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子供の頃はそれほど移動にも困っていなかったため、普通の幼稚園へ入園し、小学校へ入学。近くに住んでいる祖父母・曾祖父母の家に入り浸り、畑で遊んだり、相撲中継を見たりというとてもレトロな子供時代を過ごす。

高校受験で失敗をしたものの滑り止めで受けた高校に進学。結果、高校では毎日片道40分のバス通学(痛学)で山奥へ護送されていた。高校時代に自分は何になりたいかを考えた結果、理系男子として生きていくことを決意!

某国立大学へ進学し、行きたい研究室があったため必死で頑張った結果、学年で4位になったことが自分のちょっとした自慢だったりする。そして研究室では研究に没頭しすぎるあまり、無駄に大学院まで進学することとなる。

高校卒業と同時に実家を離れ、ひとり暮らしを開始。学生寮やマンションなどを移り住み、現在までに引越しを5回ほど経験。

その後10年以上ひとり暮らしを続けて現在に至る。ひとり暮らしの心地よさに酔いしれてほかの人と暮らすことを一週間以上しようものなら、僕は恐らく「しばし孤独に戻ります」と書置きを残し、旅に出るであろう。

と・は・い・え、ふとした瞬間に寂しさが出現するため誰彼構わずからみ出すという厄介な癖がある。このふとした瞬間の寂しさは、予測不能!ランダム的にやってくるのである。

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さてさて、己の半生についての吐露はこれくらいにして、こんなこじれた暮らし方をしている僕が、どういった不自由を持っているかを紹介したい。

簡単にいうと脳性麻痺という障害のために四肢が動かしづらい!厄介な身体!なのだが、四肢が動かしづらいといっても、その症状は生まれてからずっと同じ症状だったわけでない。子供の頃は普通の靴や短下肢装具(わからない方は、サポーターのゴツイ版をイメージしてもらうと分かりやすいかも)を履き、運動会やマラソン大会などにも参加。大学のときに杖を使い始め、数年前に杖が2本に増え、2018年現在ではついに電動車椅子も使うことになった。

電動車椅子を使うといっても、毎日使っているわけでもない。平日は仕事のための体力を温存するために電動車椅子を使って休日は運動不足解消のために杖2本で歩くなど、体調や移動量に応じて電動車椅子と杖を使い分けるようなスタイルだ。

手は、「世界不器用選手権があれば優勝候補!」と日々妄想している (笑)。何かをしようとするとブルッブルブルッブル震えて「箸がうまく持てないが使える」「細かい文字が書けない」「半田ゴテを使うと基盤が焦げるか回路がショートする」と想像してもらうとわかりやすいかもしれない(理系の住む家では、箸とペンと半田ゴテの市民権は同列である)。

そしてこの身体を語る上で外せないのが、その変化の波の荒々しさ!冬の日本海のシケた波などは可愛く見えるほど激しい変わりようなのだ。日によっても、下手したら時間によっても全く動かしづらさが違う。朝はスタスタ歩けていたのに、夕方には電動車椅子を使わないと動けない!なんてのは、日常茶飯事。

理系男子として最近解析されつつあるのは、動きづらさは気温の変化や天気や気圧、前の日の運動量にも左右されるということ。ひょっとしたら僕の体調は最近流行りのディープラーニングを使って予測モデルを構築することが可能かも!だ。とはいえ研究はまだまだ入口、今は自分の体調が読み切れない。どういう出力が出るか全くわからないランダムなのである。

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このようにして、己の半生を分析してみると、暮らしも不自由もランダム関数のように、日に日に異なり、予測不能なのである。ということで、当ブログは「障害男子のひとり暮らしはランダム関数」と命名した。

そんなわけでみなさま、今後ともみんらぼと当ブログをよろしくお願いします。

この記事を書いた人

もっさん
もっさん
もっさんです。アラサー男子のひとり暮らし障害当事者です。
手と足に障害があります。歩行障害の関係で、普段は補装具(短下肢補装具)、杖、電動車椅子を併用&使い分けして生活しています。
仕事の日は補装具と電動車椅子、休みの日は体調が良ければ補装具と杖という感じで、自分の体調と体力に合わせて、使い分けています。
ひとり暮らしするうえで、色々と情報を得てきたので、そこら辺の知識は多いです。
得意テーマは、引越しなどの住関係、鉄道などの移動関係、行政の手続き関係です。