電動車いすをゲットしてできた充実した自由時間(秋の行楽)
みんらぼで《ランダム関数》というチャンネルを持ち、9月までは定期的に更新していた。しかし今回の更新は、2ヶ月以上もあいだが空いてしまったのだ。その理由について考えてみたが何故かは不明である。敢えて理由を付けるとすると『己自身がランダム関数』という結論に行き着くことになる。
このような僕でありますが、今後も『ランダム関数』的にブログをアップしていくこととなりますので、よろしくお願いします。
さて今回は、電動車いすという武器をゲットして約1年が経過する僕の使いこなし具合をレポートしようと思う。
◆◆◆
先日のこと、季節の変わり目と非日常を感じたく思い、旅に出た。
といっても、日帰り半日のアラサーひとり旅である。目的地は紅葉スポット!
しかし関門もある。
一つ目の関門は電車である。
電動車いすを使用し始めて数ヶ月は電車に乗ることにハードルを感じた。
しかし、電車へはチエワザ動画などで紹介されている手順でスムーズに乗ることができる。
今では改札の駅員さんに「○○駅までお願いします。先にホームに行って待ってますね」と言ってホームへ進んでいってしまうほどに成長した。
二つ目の関門は様々な場所にある傾斜やスロープである。
僕の電動車いすは後輪駆動であり、重心も後ろ側にある。理系の僕からいわせると、恐ろしい「モーメントの怪物」が息を潜めているのである。つまり、車いすは少しの傾斜でも前輪が浮き、電動車いすがバク転を決めそうになることがあるスリル満点の乗り物なのだ。機会があれば、是非このスリルを味わっていただきたい。
最近では、そんな「モーメントの怪物」も飼い慣らしてきて、コツ(身体を前傾させる)もわかってきた。そのため大抵のスロープや傾斜はなんなく行けるのである。
そんな関門をくぐり抜けてやってきた紅葉スポット!
ちょうど色付き、見頃であった。
じっくり見たい場所は電動車いすを止めてボーッとしたり写真を撮ったり、そしてまたお気に入りの場所までは時速4.5kmで突き進む。といった動作を繰り返していた。
本当に、非日常を感じた。
そして、杖で歩いていたときのことを思い出した。この紅葉スポットは杖のときにも「行きたいな」と思っていた場所である。しかし、長い道のりを歩かないといけない、紅葉をじっくり見るにもベンチがないから立っていないといけないという点から断念していた。
僕の場合、足が震えるためじっと立っているのが難しいのである。
しかし、電動車いすを手に入れた今年は違った!自由気ままに紅葉を見ることができたのである。
気が付けば夕刻になっていた。そしてバッテリーの残量にも危険信号が!
頭の中で帰りの経路に必要なバッテリー残量を計算して、ギリギリまで紅葉を楽しんだ。
自宅に着くとバッテリーはほぼゼロに近い状態であった。僕の計算がうまくいった成果である。
◆◆◆
というように、僕は電動車いすライフを楽しんでいます。実はこの翌日も別の紅葉スポットへ行きました。
体力を温存しつつ、遊び回れるすてきな相棒を僕は手に入れました。
この記事を書いた人
- もっさんです。アラサー男子のひとり暮らし障害当事者です。
手と足に障害があります。歩行障害の関係で、普段は補装具(短下肢補装具)、杖、電動車椅子を併用&使い分けして生活しています。
仕事の日は補装具と電動車椅子、休みの日は体調が良ければ補装具と杖という感じで、自分の体調と体力に合わせて、使い分けています。
ひとり暮らしするうえで、色々と情報を得てきたので、そこら辺の知識は多いです。
得意テーマは、引越しなどの住関係、鉄道などの移動関係、行政の手続き関係です。
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