最近の会社事情
吾(われ)が55歳で役職定年を迎え3年が過ぎた。
その3年の間にいろんな事があったが
役付では無くなった吾には
極端に情報が入らなくなった。
昭和人間が続々と役職定年を迎え
平成人間が役職者になって行く。
その中である事に吾は気が付いた。
それは我々昭和人間には考えられない事であり、
腹立たしくも有り、
時代の流れに負けた屈辱感さえ覚えるものであった。
(吾だけが思っている事かも知れないが)
「和」と「個」
我々昭和人間は
「和」を根底に持って仕事をしていたと思う。
困っている同僚が居れば皆で助け合い、
失敗すれば上司が矢面に立ってくれていた。
ところが平成人間が役職者に就き出したここ数年の間に
「個」を根底に持って仕事が進んでいる事に気が付いた。
「能力主義」と相まっているのかも知れないが
自分の評価に値する様な事は必死になってやり遂げるが、
自分にとって何の特にもならない事は「悪」で有り、
振り落とすのだ。
つまり、自分にとって得(評価される)になることか、
損(評価されない)になる事かを見分けられ人が
能力の高い人として評価されて来ている様な気がする。
結果、皆上を向いて仕事をやり始めたために、
吾を含めた昭和人間は「悪」として
片隅に追いやられる様になってきたと感じている。
今回は障害とはかけ離れた日記になってしまったが、
昭和人間が大事にしていた「和」の心がもう少しあれば、
障害者も一段と住みやすくなるのではないだろうか?
(平成人間が全てそうでは無いと思うので気を悪くなさらない様にお願いしたい)
この記事を書いた人
- 1960年の高度成長期真っただ中に生まれ、障害が有るから人の2倍3倍頑張りなさいと育てられ現在に至る。
アテトーゼ型脳性麻痺2級保持者。
趣味はギターにパソコン(何台作製し分解したかわからない)、とアマチュア無線。
アマチュア無線はインターネット、携帯電話が普及した中で、どれだけ小さな出力でどれだけ遠くに電波を飛ばせるかに情熱を燃やすちょっと変わった人。
真夏に極寒の南極昭和基地と交信できたのは印象的だった。
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