《Fペングイン》第1羽
半端な一家が半端ない楽歩を語る
皆様、初めまして! 楽歩の父の小西直樹と申します。
見出しにあります一家とは、わが小西家と、楽歩が嫁いでおります大畑家――小西家が母屋に、大畑家が同敷地内の離れ(渡り廊下で繋がっています)に住む――の半端な6名+半端ない1名のこととご理解下さい。
さて、先ず、この半端な6名の紹介ですが……あっ! と、その前に、幸か不幸か、このブログが初めての『みんらぼ』訪問で、“半端ない楽歩”って、どんなんやねん? なんと読むねん? と思われた方のために、わが娘・楽歩(ラブと読みます)についても簡単に触れておきましょう。
楽歩は、アテトーゼ型の脳性まひ者で、本職は専業主婦(実は世を忍ぶ仮の姿)を装いながら、ほとんど家に居らず、筋金入りのスーパーおばちゃんになる前から、娘の行動には度肝を抜かれっぱなしの私たち。いきなりドラムセットを買ってきたり、「ちょっと、ニュージーランドへ行ってくるわ!」と旅立ち、ちょっとではない3ヶ月後に羊ちゃんみたいなヘアスタイルで元気はつらつと帰ってきたので、「ヤレヤレ」と、ひと安心するのもつかの間、「あたしプロポーズされたし結婚するわ!」と、とにかく想定外の驚きの連続でございまして……。
心配性の妻はしみじみと「ほんまに楽歩は脳性まひで良かったんかも知れんわ〜。障害がなかったら『こんなところに日本人』のTV番組で、地の果てのような秘境で『先住民族の女酋長! 日本人のラブさんです!』って紹介されるかなんかで、私ほんまに腰抜かしてるわ〜」と真顔で言い出す始末です。
閑話休題。
一方、半端な6名はというと、小西家は私、直樹(定年退職し年金暮らしの72歳、特技は自画爺さん(自画自賛のシャレです)、楽歩の母であり私の妻であり、一家には恐怖のゴッドマザー、レイ子(70歳)、楽歩の姉で長女、引っ込み思案なのに饒舌な、Ayu(年齢不詳^^)、Ayuの娘で楽歩の姪にあたる大学生だかフリーターだか正体不明のCoco(21歳)の4名。 大畑家が、楽歩の旦那様で、いささか充電不足気味な謹厳実直の士、PT(理学療法士)の真一(42歳)、そしてしんがりは楽歩&真一の一粒種で私たちの孫、春先から浴衣姿で街をカッ歩する変わり者の歴史好き高校生、Kyo(16歳)の2名です。
この6名で楽歩のよもやま話、裏話等々を語っていこうと思います。
皆がそれぞれ忙しいので、話を聴きまとめる書記役は、一家で唯一暇であり、文才豊かな(はいっ! 早速、自画爺さんです。 (〃^∇^)o )私が務めます。
ありふれた半端な一家が、脳性まひ者であり、しかも天真爛漫にして半端ない言動の女性を家族に持ち、何を体験し、何を感じて暮らしているのかを、興味を持って読んでいただければ望外の喜びです。
なお、時折は東京に住んでおります楽歩の兄であり、長男のTetuとその家族――妻のNao、孫のKako(大学生)、Ren(高校生)――も語ってくれるかも知れません。
どうかよろしくお付き合い下さい。
PHOTO:2015年お正月(みんなちょっとだけ若い!)
カメラマンは、謹厳実直の士、楽歩の夫の真一。イケメン真一もそのうち登場しまーす!