昭和サラリーマン親父の酔どれ日記
昭和生まれで親父で障害者のヒロが、35年余りのサラリーマン生活を振り返るライフログ的ブログ。障害を持ちながら一般就労の社会人として長年勤め上げてきた背中が語る「あの日、あの時」。<br />一献傾けながら、しみじみ噛みしめてまいりましょう。

ヒロ 貸衣装屋へ行く

ヒロ 貸衣装屋へ行く

 
皆さんは貸衣装屋へ
行かれた事はおありだろうか。

よく聞くのが
成人式、七五三であるが
私にはもう何の縁も無い場所と
思っていたのである。

ところが。

娘が今秋に結婚式をすることになり
親戚縁者の女性陣は大騒ぎである。

「着ていく服がない」「入らない」等々
半年も前から
その話ばかりである。
(何十年かぶりのイベントである)

私には関係ない話だと
聞き流して呑気にしていたら

「あんた何してるの!
新郎新婦の父親はモーニングやで」

ましてや新婦の父は
「なんとかロード」を歩かないと
いけないらしい。

仕方がないから首根っこを掴まれながら
貸衣装屋に。

まずは嫁さん。
あーでもないこーでもないと
1時間余り悩んだ挙句
他も見てみま~す。

次の私
体型を見てこれだなというのを
持って来て頂いたが
“お腹周り”に合わせると
足元が昔の武士のようになる。

結局ワンサイズ
小さな方になるが
どうも腹が苦しい。
既製品だから仕方ないらしい。

結局私は10分余りで終了。

「当日着方を
間違わないようにしてくださいね。
それと太らないように」

の声を後にして帰路についた。

帰路の途中考えてたこと
1:これ以上太ったらやばいな
2:娘と歩かないといけないのか
転けないかな

だけで嫁さんの話は
右から左であった。

兎に角
その日はいずれか来る。

この記事を書いた人

ヒロ
ヒロ
1960年の高度成長期真っただ中に生まれ、障害が有るから人の2倍3倍頑張りなさいと育てられ現在に至る。
アテトーゼ型脳性麻痺2級保持者。
趣味はギターにパソコン(何台作製し分解したかわからない)、とアマチュア無線。
アマチュア無線はインターネット、携帯電話が普及した中で、どれだけ小さな出力でどれだけ遠くに電波を飛ばせるかに情熱を燃やすちょっと変わった人。
真夏に極寒の南極昭和基地と交信できたのは印象的だった。