【手足がふるえる】ゴミは窓からポイ捨て!?空間を無駄にしないゴミ箱配置術

どうもどうも、ゆうさくです。
脳性まひで手足がうごかしづらい楽歩さんは、自分にとって使いやすいアイテムや便利グッズを身の回りにたくさん配置しています。
特に彼女の城であるキッチンには、食器やお料理に使う便利グッズ、お気に入りのアイテムがいっぱいです。
でも、楽歩‘sキッチンの面白いところは、何が置かれているか、ということよりも、何が置かれていないのか、というところなんです。

キッチンスペースからゴミ箱を廃除した、ワクワクする空間マネジメント

手足が自分の意思に反して勝手に動いてしまう彼女にとって、ものをどう配置するのかということは非常に重要な問題です。

歩き回る時には手がかりがほしい。
便利アイテムや日常的に取り扱うものはすぐ届くところにあってほしい。
でも、不用意に触れてしまいそうな手元、蹴っ飛ばしてしまいそうな足元はすっきりしていないと動きづらいし、あぶない。

そんな風に、いくつものニーズがせめぎ合い、空間を奪い合っているのです。

それで楽歩さんはキッチンの間取りを考えるに当たって、「ゴミ箱をキッチンから追い出せないか」と考えました。
「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」「缶・ペットボトル」の3種類のゴミ箱のうち、ひとつでもキッチンからなくなれば、その分のスペースを確保することができます。
そんな発想から考えて、考えて、閃いて作ったのが、「窓から缶・ペットボトルを投げ捨てるキッチン」でした。
詳しくはこちらの動画をご覧下さい。



動画出演: 楽歩(みんらぼ) 動画制作:みんらぼ

いかがだったでしょうか。
窓の外のカゴが乗っている棚は、仲の良い大工さんに頼んで取り付けてくれたのだそうです。
工作好きの僕は見ているだけでワクワクしてきて、ホームセンターに行きたくなりました。

人によって家の事情はいろいろあるけれど、これくらい自由な発想で部屋作りをすることができたら、暮らしはどんどん輝き出すんでしょうね。
うちも、どっかの窓からポイ捨てできないかなあ(硬頭)。
 
 

 

この記事を書いた人

ゆうさく
ゆうさく
1985年生まれ。和歌山県出身。健常者。物忘れがやや激しめ。子ども時代の家族は、共働きの両親と共働きの祖父母、あまり動けない曾祖母と無駄に動き回る2人の弟達という、8人の小さなダイバーシティでした。趣味は工作。段ボールと木材は夢のカケラ。部屋作りも大好き。いつか家をDIYするんだ。あと、シンガーソングライターもやってます。ジムで本格的な筋トレも始めました。チャームポイントは大腿四頭筋と大胸筋。