らしくないファーストペングイン
らしくないファーストペングイン|脳性まひで、母で、ドラマーで、ダンサーで、整理収納アドバイザーで、作家の楽歩さん。彼女を育てた家族が「したこと」「見たこと」「感じたこと」を暴露するエッセイがはじまります。騒々しい
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第2羽 
らしくないファーストペングイン

どうも! 自画爺さんの直樹です。
初回は、楽歩の姉で引っ込み思案なのに饒舌な、Ayuにトップバッターを担ってもらいましょう。

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私にとって楽歩は、下に続く初めてのきょうだいで、そりゃ楽しみに待っていたわよ。でも、それまでは年子のお兄ちゃんと二人で長女の私は、蝶よ花よと、パパやママ、おじいちゃん、おばあちゃんの愛情を一身に受けて甘えっ子でいられたのに、ある年の元旦を境に、『しっかり者のAyuちゃん』に突然格上げされた上、野放しにされたもんだから、なんでも出来るようで、どこか愛情に飢えて自信の持てない半端なお姉ちゃんになっちゃったのよっ。

大畑家3兄妹の子ども時代の写真

楽歩とのおもしろエピソードは腐る程あるけれど、記憶に新しいのは、今年に入ってから度々『みんらぼ』のゆうさくさんが、わが家に動画とかを撮りにお越しになってたじゃない? 春頃に来はった際に、うちの両親にもインタビューしたいってアポが入ったときは、楽歩以外全員小心者の私たちは、こりゃ大変だ! とばかりに、無理を言って事前にインタビュー内容を教えて貰い、前夜に緊急ミーティングが開かれたじゃない! 確か……インタビューは3つあって「楽歩との暮らしの中で、①感じていること ②気にかけていること ③心に決めていること」で、インタビューに何ら関係のない私やCoco、おまけに92歳の祖母まで巻き添えをくらって、一人ずつ答えていく羽目になっちゃって……。
はじめはみんな余裕しゃくしゃくで、お題が告げられるのを意気揚々と待ち構えていたけれど、『笑点』の幕が開いたとたんに、みるみるみんなの眉間にシワが寄っちゃって……。

「ええっー! カンジテルこと? 別にフツーやもんな。困るわ〜」
「キニカケテイルコト? 楽歩に? そんなんないがな!」
「ココロに決めていること? はあ〜???」

と、誰一人としてまともに答えられへんし、障害者を抱えてきた家族の貫禄なんてゼロ。それでもパパは、春風亭昇太に成りきったかの勢いで、とりあえず答えてはいたけど、ことごとくみんなの心の座布団を減らす破目になるなんて、そうそうないわよ。だいたいね、半端ない楽歩にとってフツーすぎる質問を、半端な小西家に投げかけてくる『みんらぼ』さんは、まだまだ甘いわよね!
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さすがは饒舌家の異名を持つAyuらしい発言ではございますけれども、まさにこれが、楽歩が育った小西家なのであります。
では、このブログの最後は半端ない張本人である楽歩に締めくくってもらいましょう!

楽歩の一言
あら、第一回目だからお姉ちゃん緊張しているのかしら?
お姉ちゃんの饒舌っぶりが、ちゃんと発揮されていないような(笑)
それにしても、インタビューのリハーサルの時には、まるで『笑点』状態だったのに、いざ本番のカメラが回ったら、いきなり最初の質問に「私は楽歩のファンなんですよ」ってパパが言い出すんやもん。私、椅子から落ちそうになったわよ!
そのインタビューはまだ編集作業中で、整い次第『みんらぼインタビュー』にアップされる予定なので、そちらもどうぞお楽しみに!
今回は、まだまだエピソード紹介がおとなしすぎて、私には消化不良にも感じるけれど、個性豊かな小西家を把握するには、一朝一夕にはいかないもの。あわてない、あわてない。ひと休み、ひと休み!
これから少しずつ読者のみなさまと一緒に、かつて週刊誌に『底抜けに明るい一家』と評された小西家と、そこから飛び立ち築いてきた愉快な大畑家を、文才豊かな自画爺さんの描写で垣間見ていきましょうね!

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